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さえない大学生です

映画 「きっと、うまくいく」 感想

インド映画「きっと、うまくいく」をみたので感想。

※ネタばれ含みますのでご注意ください。

 この映画はインドが抱える学歴差別や自殺などの思い社会問題を取り上げていながら、全体がポップなコメディになっており笑えて泣けるユーモアたっぷりの映画になっています。

私の一生の記憶に残るであろう傑作でした。

 

変わり者ランチョー

本作品はエリート大学に通う三人(ランチョー、ハルハーン、ラージュー)が困難に直面しながらも3人で支えあいながら大切なものに気づいていきます

 ランチョーは変わり者ですが勉強好きで、優柔不断な友人に「All izz well(きっと、うまくいく)」という言葉をかけて励ましてあげたりと仲間想いの学生です。

ハルハーン、ラージュはこのランチョーの言動によって背中を押してもらい自分の道歩む決心をします。

 

きっと、うまくいく【ALL IZZ WELL】

この映画ではインドの社会問題を反映していますが、学歴自殺など日本にも共通する問題がテーマが取り上げられています。

そんな息苦しい現代において、この映画のタイトルである「きっとうまくいく」という言葉は何の根拠もないですが、

少し心を軽くしてくれる不思議な力があるように感じます。

 

ハルハーンは父が厳しく、生まれた瞬間からしかれたレールの上を歩んできました。

彼は写真家になりたかったのですが、ずっと言い出せずにいました。

 

しかし、仲間と過ごした経験やランチョーの後押しをうけ、

 

ハルハーンは、やりたくもない技術者になり、ずっと後悔し続けるよりも

うまくいくかどうかわからないが昔からの夢であった写真家になる道を選びました。

 

 自分がどう生きたいのか

現在、大学生の私は小学生時代に、

ゆとり世代の次世代である、さとり世代と呼ばれていました。

 

さとり世代とはバブルも終わり世の大人たちが不安を抱き安定を求めるようになった時代です。

その親の影響を受けた子供たちも安定志向を求めるようになり、

なりたい職業ランキング上位に公務員がランクインするなど話題になりました。

そんな環境で育ち、やりたいことを抑圧され社会に出ることに疑問を感じている学生も多くいると思います。

私自身、この映画をみて自分はどう生きたいのかをすごく考えさせられました。

 

行動に移すには勇気が必要です。

きっと、うまくいく

その言葉が一歩踏み出す勇気をくれるように感じます。

 

また、

思いつめ自死を選択してしまう人も多くいる世の中です。

きっと、うまくいく

”きっと”という言葉には確証がなく、無責任なイメージがありますが、

人生もそれくらい気楽に、能天気に生きられたら幸せになれるんじゃないかなと思いました。

 

私は、困難に直面すると思いつめすぎる性格なので、

これから大きな壁に直面したときには、

きっと、うまくいく

この言葉を思い出したいと思います。