+-問題に終止符を打つ
数学のの問題を解いているとき私細かな疑問がわいてくることがあります。今回はセンスのない私がその一つに終止符を打とうと思います。
まずは、こちらをご覧ください。
この二つを見て違和感を感じませんか?
私は感じました。
まず、Pは①②とも下向きの力であるにもかかわらず符号が違うのです。
順番に見ていきましょう。
①ここでは図から見てわかる通りPをあらかじめ負の力であると仮定し方程式をたてています。
よってP=Ra+Rbとなります。
この考え方では向きがあらかじめわかっており、大きさを求めていることになります。
②ここでは方程式を建てるときPを+と仮定して解いています。
この場合には向きは考慮されていないことになります。
そのため、答えはP=-(Ra+Rb)となり、答えに向き(マイナス方向であること)が示されます。
まとめ
センスのある人だと、「こんなの悩むようなことじゃない」、「当たり前のことだ」と思うかもしれませんが、私の場合、問題の解答を見るたびに違った表記がされていたら混乱してしまい、どっちかに統一しろ!と思ってしまいます。
そこで、本日より決めました!
これからは、②の表現つまり、とりあえずプラスでおく方法に統一します!とここで宣言しておきます。
②の方を選んだ理由として、計算式で誤解を招きにくいという事があります。
①では方程式を解いた結果Pの値は+であらわされていますが、実際には図からわかる通り-方向に働いています。つまり①は図ありきでしか+-の判断ができないのです。
(②の解法はPの向きがわからないときに使うことが多く、①は向きがわかっている場合によく使われる)
②では方程式を解いた結果に力の向きが+-としてあらわされるので向きで悩まされることがなくなります。
以上のことから、未知反力などを求めるときは明らかにわかっている場合でも+でおいて説いたほうが良いと考えました。
もう+-に振り回されないぞ!
あらためて、こんな初歩的な内容の記事ないだろうなとおもいました。
以上、それではまた!