コミュ障だけど消防団に入団した
皆さんの家には消防団の勧誘が来たことがあるでしょうか?
私の家には来ました。そして何となく入ってしまった者の顛末についてお話します。
入団を考えている方(特に学生)の参考になれば幸いです。
入ったきっかけ
消防団に入る方の多くは知人からの勧誘で入る方も多いのではないでしょうか。私の場合も自治会の方から入ってくれないかと勧誘をされたことでした。入った理由として単純に時間があったので、出不足金をとられるくらいならという事でなんとなく入団しました。これが悲劇の始まりとなりました。
消防団の雰囲気
消防団で検索すると大体マイナスのイメージを受ける記事が多くみられれますが、私の消防団では割と真剣に取り組んでいる方が多く、特に問題を起こしたりという事はありませんでした。
割とまともな消防団に入って感じたこと、メリット、デメリットについてまとめます。
陰キャ大学生からの目線になりますので、甘ったれた事ばかりかもしれませんがご了承ください。
デメリット
コミュ障には地獄
親切な方が多くて気を使っていろいろ話を振ってくれたりするのですが、相手をしてると疲れてしますことがありました。こちらもいろいろ話をしたいんですが、なかなかうまく溶け込むことができなくて一苦労しました。みんなで盛り上がれていないなと感じるとそれがまたストレスとなってしゃべりずらくなったりするんです。かといって、無理して合わせたりするのも不自然な感じがして疲れてしまいます。
みんなと盛り上がることが好きな方は楽しいかもしれませんが、そういう方でないとだんだんとしんどくなってくると思います。
時間が奪われる
たまたま私がいた年は操法の大会に出ない年だったのですが、上半期には週三回夕方6時半から集合し10時まで夜間訓練を行い、そのあと、11時頃まで軽くおしゃべりをしながらお酒を飲んだりしていました。夜間訓練には報酬が出ないので、この時間があれば学生ならバイトをしてお金を稼ぎたいと思ってしまうものです。
学生だと時間の融通が利くので参加しやすいのですが、それが難点で次の日に小テストがあったり提出物があったりするとそれを優先してもいいのかすごく悩みました。その辺をうまくやるのが自分は苦手で社会に自分の意志を伝えられるようならなければならないと意識するようになりました。
活動が週三もあるとバイトのシフトを平日に入れるのは難しくなります。サークルや部活をやっている方だとなおさらです。
訓練後の飲みもお酒を飲めなかったり、楽しくおしゃべりができなかったりするとただの退屈な時間でしかありません。ただ、これは強制じゃないので断ればいいじゃないかと思うかもしれませんが、ほんとにその通りです。自分の意志の弱さを痛感しました。学生のうちに自分の弱点について知れたのは良かったかなと思っています。
基本体育会系
消防団というのは時には危険が伴うものなので厳しく指導されることもあります。
こればかりはしょうがないとは思いますが、はぼボランティアでこれはちょっとつらいです。
最近は団員の減少でそんなに厳しいことはできなくなってきてはいますが、余計なストレスは作りたくないものです。
辞めにくい
ただでさえ団員の確保に困っているのでやめるといったときには、ほぼ確実に引き留められると思ったほうがよいでしょう。非常にめんどくさいです。
地域によっては任期が決まっているところがあると思いますが、やめたいと思ったら早めに辞めるのが吉です。
また、地元に密着した団体であるという事は住所等の個人情報が知られるという事です。なので、ひどい場合には嫌がらせなどもある場合もあるかもしれません。
メリット
消防器具の操作について学べる
よく消防団の活動に関して操法の練習は無駄であるといわれる通り、私もそのように思います。操法の大会には出ない年には、実践的な訓練をしていたのですが、そのときは多少有意義な時間時間を過ごすことができました。
タダで飲める
これは私には当てはまりませんでしたが、お酒が好きな人にとっては大きなメリットです。そして、みんなでワイワイしゃべりたい人には最高の環境といえるでしょう。
飲み会の雰囲気がわかる
私はサークルに入っていない陰キャなので飲み会の雰囲気がよくわからなかったのですが消防団の飲み会を学びました。当たり前なのですが未成年には絶対に飲ませないという規則を皆が守っているのは感心しました。大学生なんか絶対友達と飲んだりしてますよね。
正直、飲み会の雰囲気は苦手だなと感じました。社会人なってからもそういう場は避けては通れない道なので、ちょっと心配になってきました。
割と昔から若いもんは飲み会を嫌うと聞くので、私が就職したころにその若いもんが上司となって飲み会改革をしてくれていることを願います。
社会に出るという事を体感できる
学生のうちは上下関係があってもちょっと年上の先輩と先生との付き合いくらいでしょうが、消防団に入ると親の年より離れた方と一緒に活動することになります。そのため上下関係というものが体に染みつきます。飲み会の席でのマナーとか何も知りませんでしたが、少し学ぶことができました。
でも、まだまだ年上の方との付き合い方は下手だなと思います。
コミュ力がつく
どうなんでしょうかね。多少はついた気がしますね。。。
一つ言えるのはコミュ力をつけたいから入るのはやめたほうがいいです。
人脈が増える
消防団には様々な職業の方か参加しています。なので、人脈を広げたいと考えている方にはうってつけだと思います。いろいろな話を聞けて案外面白かったりします。
まとめ
消防団に入ってめんどくさいと思う事ばかりでしたが上記のように意外とメリットも多くよい経験となりました。ただ、ずっと続けるのは嫌ですけど笑
消防団の必要性についてと問われることは多いですが、私として消防用器具を使えるようになるだけで十分なんじゃないかなと思います。やたらと操法に力を入れるところもありますが、実践向きじゃないため純粋に地域貢献として入団した人にとっては無駄な時間だと感じる原因となってしまいます。
実際に火事が発生した場合、消防団も現場に駆け付けますが本職の方たちが圧倒的にはやく到着するため消防団は仕事をすることなく帰ることも多いです。そうなると、町のお金を使っている意味もなくなってしまします。それなら、そのお金を町の予算に計上して有意義に使うのもありだと思います。出不足金を取っておいてそのほとんどが飲み食いに使われるのも町民にとっては嫌ですよね。
消防団と地域がうまく付き合っていく解決策が見つかるといいんですがなかなか難しいですね。
今回は以上になります、参考になればうれしいです。
ご覧いただきありがとうございました。